若山牧水

静けきに 啼く鳥きこゆ 啼く声に こもれるいのち ありがたきかな 

若山牧水の歌です。命のありがたさを歌にするのは、
一見、まるで仏教のような感じでもありますが、
もっと自然に、夜の静寂の中でも鳥が啼いているその生命感が、
自分もこうやって実際に生きていて、自分にも生命感が宿っている、それに対して
うれしいと感じているというようなことでしょう。でも、何か弱弱しくて、
命のともし火が、もう消えそうだと言わんばかりにも思えます。

若山牧水は病気がちだったと思いますから、
なんとなく、ぼくにもこの歌は実感がわきます。
今日も生きていた、ふとそう思うことがあります。
生きていることは、確かにありがたいことです。
でも、うれしいことなのかどうかがわからなくなっている、
そんな印象をもつ歌であり、また自分自身でもあります。

北野天満宮の梅
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この人の歌、特に歌詞は、若いのに深みがあるようで好きです。
高田梢枝
新しいシングル
世界の果てまで


世界の果てまで

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