兄の死<自死遺族>その9

病院へ入院した兄の話です。

当初は隔離病棟に入りました。

隔離病棟は、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、

医師や看護師さんがおられる奥に、カギのかかったドアがあり、

その奥が病棟になっていて、廊下がまたあり個室が並んでいます。

面会に行くときは、医師の了解をいただいて、中へ入ります。



面会に行くと、兄はノートにびっしりと何かを書いていました。

ものを書くことも治療の一環です。

コンピューターのアーキテクチャをいろいろと構想して、

こんな風に作ったら、どんなOSでも動くのだとか、そういうことを書き込むのが、

兄の趣味でもありました。取り憑かれたように、ぎっしり書いてありました。

薬もきちんと飲んでいたので、幻聴や妄想は少なくなっていきました。

でも、このコンピュータのアーキテクチャーは、妄想の一種だったかもしれませんが、

誰かの人に向かっての、被害妄想や攻撃性を見せなくなっていったので、

一応は快方へ向かっていると言うことになりました。

半年間の入院で隔離病棟から、一般病棟へ移りました。

さらに、一、二ヶ月で退院することが決まりました。

生活指導の方がついてくださって、退院後の暮らし方などについても、相談して

生活保護を受けようと言うことになって、入っていた生命保険とかの解約をしました。

生命保険からは、入院代をもらいました。

いよいよ退院と言うことになりました。

次回は、退院後、兄が自死してしまったことについて書きたいと思います。

兄の死に関する話は次で終わりになります。

                                       小倉   心の相談 in BASE

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