兄の死<自死遺族>その2

兄が医師話した幻聴は、自分は殺人者集団の仲間で、その幻聴は、「だからお前は死刑になるべきだ」というようなものでした。

後に、父に聞いたのですが、何度も二人で車でそういう場所へ出かけては、「もう死にたいから、一緒に死んでくれ」と懇願され、父はそれは断って、「死にたいのであれば、自分だけ死ね」と返していたようでした。 

父がそのように言った理由は、兄からDVを受けていたためでした。兄は、自分がこんな風になったのは、親のせいだと考え、また、父は、ここまで面倒を見てやっているのに、なぜ暴力を振るわれなければならないのかと、親子で憎みあっていました。

それでも、親子はどこかでつながっていて、一緒に暮らし、一緒に行動するのですね。



それまで薬を飲むことを拒んでいた兄は、精神病院に入院した後は、薬を飲み始めるようになったようで、見舞いに行くごとに、症状は改善しているようでした。

コンピュータ好きだった兄は、隔離病棟の中で、黙々とノートにびっしり、コンピュータアーキテクチャの設計図を書いていました。おそらく、何かに取り組んでみるように医師から勧められていたのでしょう。

次回は、兄の若いころの様子を書いてみたいと思います。



                        カウンセラー 小倉 心の相談 in BASE

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