兄の死<自死遺族>その7

いろいろな免許の取得を、親に邪魔されたと思い込んだ兄は、両親に当たるようになりました。

木刀のようなものを常に持ち歩き、父親を小突き始めました。

ある日、母親は転んで足の骨をおりました。「転んで折れた」と、母親は言っていましたが、本当のことはわかりません。とりあえず、母親は病院へ入院しました。

そうすると、父親への暴力が本格化しました。木刀で、叩かれた父親は、このままでは殺されると感じたようです。すぐに、近所の家に助けを求め、そして、親戚の家へ逃げていきました。

父親は、親戚の家にいつまでもいにくかったので、地域包括支援センターの方にお願いして、老人ホームで暮らすことになりました。

兄は、騒いだり、天井を叩いたりしていたようで、隣近所や上の階のおうちに、ご迷惑をかけたようでした。
また、ほかに鬱憤を晴らす方法がなく、いらいらしながら木刀を持ち歩いていました。

私は、保健所の方と相談して、なんとか精神病院へ入院させようとしていましたが、そういう時は、兄は家に鍵をかけて出てきません。

どうしたものかと、保健所の方と連絡を取り合っていたある日に、兄は事件を起こします。

木刀で、通りがかりの車のボンネットを叩きつけたのです。

次回は、事件の顛末とその後の精神病院の入院について書きたいと思います。

                                           小倉   心の相談 in BASE

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